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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2017年05月13日

年に1度の一大イベント「磯の日」

今年もやってきました「磯の日」。

小値賀島では毎年5月~6月の大潮のタイミングに
3日間×3回は、ウニ採りの解禁日があり、
島の人たちがこの日を楽しみにしているそうです。

漁業関係者はもちろん、島民でも「行使料を」
漁協に収めれば誰でもウニ採りに参加できます。
※1潮目の3日目から。

今年は5/10~11と5/26~28、6/9~11の3回。

今回は漁師さんが磯に行ってきたということで
ウニ割りと、ウニを取り出して選別するお手伝いをさせていただきました。

写真には映っていませんが実際はこの3倍以上の量のウニでした!!



ウニ以外にも、貴重な貝、トコブシも少しだけ見つかりました!



約3時間、3人で1.5キロ弱ほど!
これでも昔よりもだいぶ減ったそうですが
昨年、私が初めて磯に行った場所に比べても
ウニも大きく、中身も詰まっているものも多い気がしました。

漁師さんご家族は、慣れた手つきでウニを並べて
おへその部分を上にしてウニを割りやすい体制を整えます。




そのあと、2本の棒で手早く割った後、
お手製のウニ取り出し用のスプーンで
ウニの中身を繰り出し、選別。


私も昨年少し、ウニ割と選別をやらせてもらい、
今年は2回目。

どちらもなかなかコツが必要だけれど
何十個も割ったり、中身を繰り出していけば
はまる!!

無心になって作業に集中、没頭してました。
この作業は意外と好きかも。

途中、中身を繰り出しながら、生ウニを試食させて
いただきましたが、やっぱり採れたては美味しい!!
塩の加減もちょうどよくて甘みも引き立ってます。



爪の間にウニの紫色の汁が入って
色も匂いもなかなか取れないのも思い出に(苦笑)


ウニの中身をとり出したら、また塩水で綺麗にあらって
不純物を割り箸で一つ一つ取り除きます。



完成系がこちら!
綺麗な色をした生ウニ。これを瓶詰めしたり、
塩ウニにしたりするそうです。




この繰り返しを、磯の日ごとに行っているなんて
みなさんすごい!!

海の中に入るだけでも体力を奪われるのに
採った後にウニ割をして、中身を取り出して
選別して、それを塩ウニにしたりする作業の手間を考えると
たしかに、ウニが高いのもわかる!

むしろ、これだけの手間をかけたら
もっと高くても良いくらいの価値があると
改めて感じました。


磯の後には、小値賀のお土産屋さんにも
塩ウニが販売されると思いますが
これだけの手間暇をかけていると思ったら
決して高くはないので、ぜひ小値賀のウニが食べたくなった人は
ぜひ、小値賀のお土産屋さんでゲットしてみてくださいね。


ちなみに、漁師さんたちは
ウニだけでなく、ところてんの材料の天草や
亀の手も採っていて、夜ごはんに亀の手を
塩ゆでして食べさせてくれました!




「亀の手」は小値賀の飲食店やスーパーにもなかなか出回っていないレアもの。
たしかに見た目も「亀の手」のようなゴツゴツ感。

これを最初に食べようと思って食べた人はすごいな~と
改めて思いました。ウニもそうだけど・・・

亀の手のお味は、見た目から想像はできませんが、
表面をぷちっとやぶって中を繰り出すと
白っぽい貝が顔をだし、ぷりっとした食感でほどよい塩気とマッチして美味しいです!!
中身の貝を繰り出して、かき揚げにしても美味しいそうですよ~


その他、漁師仲間からもらったイサキを調理してくれて
イサキの煮つけやイサキの刺身、自家製にんにくの芽の肉炒め
なども食べさせてくれました。




美味しかったです!
ごちそうさまでした☆

島ならではの催し物はやっぱりいいなぁ。
まさに、島暮らしを感じられる瞬間。


島民。特に漁師さんとつながると、海と共に生きて、海の恵みをいただき、海に感謝する。
この繰り返しを当たり前にしている、漁師さんたちの島での暮らしぶりから、いろんなことを気づかせてもらえる機会が増える。
貴重な経験をさせていただいています。

また休みのタイミングがあえばお手伝いに行きますね~!!