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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2016年12月23日

今が旬の「かんころもち」@小値賀・大島

今が旬の小値賀の味「かんころもち」。


各家庭でサツマイモ=カンコロともち米の配合、
生姜や砂糖、ゴマの分量も違うので、100軒、100通り味が違うんです。


大島に行ったときに見せてもらいました。


こちらは、大島で民泊の受け入れも行ってくれている
山本さん宅のかんころもちです。



先日、ご近所や兄弟、知人が集まって半日がかりで作ったそうです。
一つ一つ丁寧に形を整えて作られたかんころもちは美しい。

こちらは、小値賀でも珍しい
よもぎ入りのかんころもち。




まるで草大福のような見た目の
あんこ入りのかんころもち。




美味しそうです!!

これだけたくさんのかんころもちを作る訳は、
みなさん、年末のお歳暮ということで
家族や親せき、知人に発送しているそうです。



かんころもちを作るまでもかなりの行程が必要で、
手間と労力がかかるものですが、
それでも毎年楽しみにしている人たちに
喜んでもらうために今年も頑張って作ったとのこと。


その気持ちがすごいですし、
届いた方々も愛情を感じられて嬉しいですよね。


今の世の中、インターネットでなんでも注文できるし、
デパートに行けば、全国の美味しいものが気軽に買えて
発送もしてくれる。
便利さをつきつめればそれでよいかもしれないけれど、
それとは反対に、すべてを自分達で作り、送る人もいる。

かんころもちの原料となるさつまいもも
自分たちの畑で作り、それを収穫したら
ゆでて、2日ほどかけてしっかりと干す。

干したさつまいもを、もち米とふかしてつぶして
砂糖やしょうがやゴマで味をつけて形を整える。

そしてかんころもち以外にも畑で採れたじゃがいもや
港で釣れた魚の干物も一緒にして、
段ボール箱いっぱいに詰めて送る。

宛名も一つ一つ自分で丁寧に書いて送る。
それまでには、野菜を育てることから考えると
ざっと半年はかかっているし、時間だけなく
それに手をかけていることを考えると
本当にプライスレス。

それを目の当たりにして、
やっぱり小値賀の「おすそわけ文化」
「贈り物をする文化」はすごいなと思いました。


私もおすそわけていただき、
ありがたく、美味しくいただきました。
本当においしい。

島のお母さんたちの愛情がたっぷりの
このかんころもちは、食べると笑顔になります。


保存料を使っていないので
早めに食べるのがおすすめですが、
食べきれないときは冷凍保存もできます。


今年は実家に持って帰って、両親にも小値賀の美味しさ、
島の人の優しさをお届したいと思っています。

  


Posted by みのりん at 08:00Comments(0)☆小値賀のおいしいもの☆